#339〜343「正治郎連獅子」

演奏会は終わったけれど、まだきちんと最後まで仕上げていなかったので「連獅子」を浚う。
気持ち的にはもう次の曲がいいかなぁとも思ったけれど、
やっぱり中途半端はいけないと思い、最後まで浚うことに。

４枚目で弾いたのでちゃんと覚えているかと思いきや、
ところどころ怪しかったり、あと、ちゃんと弾けてはいなかったりして意外に時間がかかってしまった。


基本の手がきちんとできていないなぁと思うところもあり、
適当にたくさんの曲が弾けるよりは少なくてもきちんと弾ける方が最終的には良い結果をうむこともあるだろうと思う。
もちろんたくさんの曲が弾けるというのも大事で両方できればいいけれど、
私は暗譜が苦手なので後者の道しかない。
それに舞台で弾くのは1曲なのだから、それがきちんとできていればよいわけで。


三味線的には今年の目標は欲張らず、焦ることなくきちんと基本を学ぶこと。
上を見ればきりがなく、下を見ればきりがなく、
これまでの経験、環境でできることは人それぞれ。
そして目指すこともそれぞれ。
私の場合、素人長唄チームでコンマスとしてタテ三味線をちゃんと弾けるようになりたいので、
唄もお囃子も聞けて掛け声をきちんとかけられるようになりたい。
そういう目標があると、普段の稽古で何を注意するか、注意すべき点のプライオリティが変わってくる。

大事なことが自分が何ができていないか気づくことと
それをどう克服するか考えること。
気づいていればいつかできるようになる日もくるだろう。